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食品衛生の豆知識 -毛髪混入対策編-
「毛髪管理のための知識 その2」

イカリ消毒株式会社 
大音 稔

 今回は、前回に引き続き、毛髪混入防止のための豆知識について解説します。

1. 毛の構造

● 下図は毛を拡大し、輪切りにしたものです。

● 中心に「髄質」があり、周りに「毛皮質」があり、さらに外側を「毛小皮」(キューティクル)が覆っています。

● 「鉛筆」に例えるなら、芯が髄質、木部が毛皮質、外側の塗装面が毛小皮と言えるでしょう。

● この構造は人毛であれ、獣毛であれ、変わりはありません。しかし、それぞれの模様や太さなどが異なるため、毛の種類(人毛or獣毛)を特定するのに役立ちます。

毛の構造 イメージ

2. 人毛と獣毛の違い

● 人間と獣の「髄質」「毛小皮」の比較写真は、以下の通りです。

人毛と獣毛の違い イメージ1

● 人毛と獣毛はそのほかの点でも見分けることが可能です。

● 工場には様々な理由で、多種類の「毛」が落ちています。万一、毛の混入があった場合、その毛が何の毛であるかをしっかりと分類しなければ、効果的な対策は立てられません。

人毛と獣毛の違い イメージ2

3. 頭髪と体毛の違い

● 頭髪と体毛を見分けられれば、より効果的な対策が立てられます。

● 下表は見分けるポイントをまとめています。

頭髪と体毛の違い イメージ

2回にわたり、毛髪管理に必要な知識・情報を記述してきました。既知のこともあったかもしれませんが、効果的な毛髪対策確立のために、今一度確認していただければと思います。