事業紹介

実績紹介

MISSION 04

『津波により泥だらけになってしまった公文書の復旧・復元作業』

MISSION 04 『津波により泥だらけになってしまった公文書の復旧・復元作業』

岩手県の釜石市役所では、津波被害によって建物の地下1階部分が海水に浸かり、泥まみれになってしまいました。業務で取り扱っている多くの重要書類や行政文書などの復旧・復元・利用に向けて、書籍専用の除塵装置「ブッククリーナー」をご提供しました。

お客様情報

【名称】釜石市役所様
【所在地】岩手県釜石市
【事業内容】地方自治体

担当情報

営業推進部

関連情報・人間文化研究機構連携展示

要望(課題)と要因(原因)

3.11東日本大震災で釜石市は壊滅的な被害を受けました。釜石市庁舎も地下1階部分が水没し、市役所が地下に保管する公文書が全て水没しました。さらに、分庁舎の2カ所で職員が日常業務で使用する書類・資料もほとんどが水浸しとなってしまいました。市の行政機能を回復させるためには、この海水濡れの大量の文書類を早急に復元する必要がありました。

釜石市では文化庁文化財等レスキュー「人間文化研究機構内 チーム国文学研究資料館」の青木睦先生指導のもと、ボランティアの応援も得て、まず文書類の乾燥作業に着手しました。救出された書類の乾燥作業は、廃校となった中学校校舎の教室が当てられましたが、持ち込まれた書類・資料の量は段ボール箱換算で約1000箱、約2万点にもなります。水損した書類は、ファイル・簿冊毎にキッチン・ペーパーで包んだ段ボールで表紙を挟み込んで整形して縦置きにし、さらにキッチン・ペーパーで包んだ新聞紙を挿入して水を吸収させるという乾燥作業を行います。

文書が乾燥すると、次は付着した砂や塩などのゴミを取り除く作業になります。乾燥が進んだ縦置きに束ねた書類を一旦ばらばらにしたうえで、さらに1枚毎に手作業で慎重にクリーニングしていきます。この作業は大変な手間がかかるだけでなく、クリーニング措置すべき書類が大量にあるため、人手がいくらあっても足りません。

◎書類からゴミを取り除く作業において、集塵だけでも機械化できれば、作業者の負担は大幅に軽減できます。

そこでイカリ消毒では書籍専用の除塵装置である「ブッククリーナー」を提供。書籍に付着しているゴミやカビを集塵・捕集する専用装置で、今回のように津波によって砂や塩、塵などを被った文書類をクリーニングする際の集塵を効率的に進めることが出来ました。

具体的なソリューション

調査に基づき、下記のソリューションをご提案・実施しました。

  • 清掃・洗浄書籍専用の除塵装置「ブッククリーナー」を納入。7月中旬より稼働開始。

● ご提供した主な商品・サービス ●

● 導入のメリット

操作がシンプルであることから、ボランティア主体の作業者でも容易に取り扱うことが出来、また捕集効率99.99%(at 0.3㎛)の高性能HEPAフィルターを採用しており、作業者の健康に影響を与えることなく、安心して作業を行うことが出来ました。