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MISSION 06

『木材を食害するシロアリから文化財(歴史的建築物)を守る』〜「シロアリハンター」による施工事例

MISSION 06 MISSION 06『木材を食害するシロアリから文化財(歴史的建築物)を守る』〜「シロアリハンター」による施工事例

国の登録有形文化財に指定されている神山復生記念館で、シロアリによる食害が認められその駆除が必要となりました。文化財である建物に影響を与えないこと、また薬剤が直接接触することのない工法が求められたことから、埋めるだけでシロアリの巣ごと駆除する「エコミュアー シロアリハンター」で施工し、被害を止めることに成功しました。

お客様情報

【名称】神山復生病院 神山復生記念館
【所在地】静岡県御殿場市
【事業内容】文化福祉

担当情報

文化施設グループ

現存する日本最古のハンセン病療養所である神山復生病院の関連施設である神山復生記念館は1897年(明治30年)に建てられた木造建屋で、2004年(平成14年)まで病院の事務所本館として使用されていました。その後は、ハンセン病への理解とここで生涯を終えられた人々の生活の記録を後世に伝えるための記念館として活用されており、2006年(平成16年)には歴史的近代建築物として国の登録有形文化財に指定されました。

要望(課題)と要因(原因)

木材を食害する文化財害虫の中でも特にシロアリは、被害が甚大になるため、早期発見・早期駆除が求められます。現在シロアリ駆除の工法としては、シロアリ駆除剤を散布してシロアリを死滅させる液剤散布工法が主流ですが、大量の薬剤散布や食害された木材へのドリル穿孔による注入処理などが伴い、周囲の汚損や文化財建造物を損傷してしまうことから、文化財に対する工法としては不適切です。

具体的なソリューション

シロアリの駆除剤を含浸させた餌(ベイト剤)をシロアリに摂取させて、シロアリの巣を死滅
させるベイト工法により、文化財を損傷することなく、また人体や周辺の環境にも影響を
与えず安全にシロアリを駆除することに成功しました。

● ご提供した主な商品・サービス ●

「エコミュアーシロアリハンター」は、餌の口移しやグルーミングといったシロアリの習性を利用し、シロアリ(職蟻)が摂取したシロアリハンターの有効成分を巣(コロニー)内のシロアリに伝播させ、最終的にコロニー自体を壊滅させるベイト剤です。シロアリハンターの有効成分は昆虫が脱皮する時に作用するキチン形成を阻害する昆虫成長制御剤で、人を始めとする哺乳類には影響することなく、安全に使用することが出来ます。なお、同剤は公益財団法人 文化財虫害研究所の認定薬剤です。

※「エコミュアー」(ECOMUAR)とは、“エコロジー:Ecology”、“ミュージアム:Museum”、“アーカイブ:Archive”の3つの言葉を合せた造語です。博物館や美術館、図書館などの文化財・貴重資料が保存されている施設を、環境にやさしく守るシステムです。

● 導入のメリット

シロアリの習性を利用して、周囲に埋めるだけでシロアリを巣ごと駆除する「エコミュアー シロアリハンター」は文化財建造物を損傷する恐れが一切なく、また周囲の環境にも影響を与えないことから、シロアリの被害から文化財を保護するには最適の施工方法です。「エコミュアー シロアリハンター」の使用方法は、予防処理と駆除処理の2つがあります。予防処理では、保護対象を取り囲むように1〜3mの間隔でシロアリハンターを設置し、定期的に点検します。駆除処理は、シロアリの蟻道・蟻土・食害が発見された場所、あるいはその周辺にシロアリハンターを設置します。駆除効果が表れるのは喫食が確認されてから約2カ月です。