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食品衛生の豆知識 -微生物対策編-
「"微生物"って何だ?」

イカリ消毒株式会社 
大音 稔

最近、「ノロウイルスによる食中毒」や「多剤耐性菌で院内感染発生」など、“微生物”が関連するニュース報道をよく耳にします。食品を製造する上でも、“微生物”は製品の品質劣化や食中毒の原因になるなど、厄介な敵となることが多いです。
 では、そもそも“微生物”とは何でしょう? 今回は、微生物の基礎的な事柄を確認したいと思います。

1. 微生物とは?

(1)どんな特徴がある?

敵(微生物)の特徴

(2)種類は何がある?

微生物とは「極めて小さい生物」の総称です。

微生物とは「極めて小さい生物」の総称です

2. 微生物ってどんな大きさ?

 非常に小さく、直接肉眼で見ることはできません。微生物のなかで最大のものは、真菌に属するキノコの仲間に、30cmにおよぶものがありますが、最小のグループはウイルスで、そのなかでも最も小さいものは数10nmにすぎません。

 人間の血液中に存在する赤血球と比べても微生物は非常に小さいことがわかります。

※μm: 1,000分の1mm nm:1,000,000分の1mm

微生物の大きさ

3. 主な食中毒菌の特徴は?

微生物が引き起こす害で、最も怖いのは「食中毒」でしょう。下記に食中毒の原因になる代表的な細菌・ウイルスの特徴を記しました。

代表的な細菌・ウイルスの特徴